サブリミナル効果

いちどだけ コンクリートを飲んだことがある。



コンクリートを 飲んだことが




「空が枯れてくんだ  …お前も」




ある。




唄を信じて唄った
音なんかは必要無かったから全部壊してから唄った

まずは 空気を飲んだ
グレープフルーツとロリポップグミが合わさったときの、味の臭いがした。
それをはっきり感じた後に見たものは


青の上の 黒い線。


そのあと コンクリートを喉に詰められた。



唄は 唄は 喉から出てくると思わなかった。
むしろ 逆だろうと。
ここにあるものの 反対側からうまれるものだと



青の上の黒い線
その次に見たのは
青を消す灰色い塊。




「空が枯れてくんだ  …お前も」




「おまえだけ 枯れることを 知ってほしくなかった」

泣いて欲しくはなかったよ

涙を舐めたら 酷く苦くて甘くて 吐きそうになった。


「空が枯れてくんだ  …お前も」


きっとここから動けない
どこか行きたいな
お前と 一緒に遊びに行きたい


ねぇ 行こう。
ねぇ 行こう。

ねぇ
逝かして

いこうよ。


にっこり 笑って、
「空が枯れた今なら 空になるチャンスかもしれないよ!」
笑って。








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